落書き腐ログ。

「戦国BASARA」好き腐女子たちが腐妄想120%でおくる自由気ままな落書きブログ。※参加者様随時募集中です。

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ハロウィン当日にうpが叶わなかったブツをちょっと置いときますね…(´ー`)
佐幸に初挑戦ですノシ






「むぐっ、はろうぃんというのは、良いものだなぁ、佐助」
訪れた先々で貰ってきた団子やおはぎを掴んでは頬張りながら、真田の旦那はもごもごと言った。
「旦那、食べすぎには気をつけるんだよ…」
控えめなその忠告は、包みをガサゴソと開く音にことごとく掻き消される。
「しっかし人気者だよねえ、旦那も」
武田軍による『はろうぃんぱーりぃー』の開催はまたたく間に甲斐の民に広められ、祭りの当日は手ぶらで戸を開けてくる所帯がほとんど無いほどだった。
黒のとんがり帽子をかぶった旦那が訪れた家の前で例の決まり文句……「真田源二郎幸村、菓子を頂戴しに参った!!用意できぬと申すならば悪戯をもって成敗いたす!お覚悟召されい!」……と、最後まで熱ッ苦しく言い終えるより先に、誰もがクスクスと笑いながら菓子を出してくれたのだ。訪問を待ち構えていたかのように、まだほんのりと温いものを差し出してきた家もある。
カボチャのお面をかぶって背後にそびえていた武田の大将も、満更でもなくその様子を見守っていた。とにかく甲斐の民からの人気を確認できたし、山分けできるほどたんまりと菓子をもらえたし、旦那がすっごく嬉しそうだから何よりだ。
「ところで佐助。お前も菓子をよこさぬか」
団子をむさぼる手を休めるなり、真田の旦那はふてぶてしく言った。
正直たまにイラッとすんだけどおはぎの粒をほっぺにくっつけたまま真顔でしゃべる旦那が妙に可愛いし、それぐらいのご要望は想定の範囲内ってヤツだから、俺はうろたえることもなく。
「はいはい、ちゃーんと作ってきましたよ」
懐からいそいそと包みを取り出し、紐をほどいて『じゃーん!』と中身を見せつけた。
「おお、この羊羹はもしや…」
その鮮やかな色に、旦那の目がぱちくりと見開かれる。ほくほくとした食感を想像させる渋みがかった橙色の魅惑の長方形は、俺様がこの日のために具材とにらめっこして完成させた……
「カボチャの羊羹だよ~。さ、食べてみて。旦那♪」

一口ぱくつくなり幸せそーに頬をゆるめた旦那を見守りながら、胸を撫で下ろした。
つくづく大きな子供だよなあ、と思いながらも旦那のその笑顔を見ている時が幸せでしょうがない。
「うむ、美味いぞ。また作れ!」
あっという間にたいらげて、旦那は満足気なげっぷを上げて剥き出しの腹をさすった。どんなに食おうが引き締まったままの鍛え抜かれた自慢の腹も、さすがに満杯になってしまったようだ。
「お館さまの分も用意しておるのだろうな?」
表情を華やがせながらくりっと向き直る旦那。
「ん、もちろん」
誇らしい言葉でもあり、寂しさを感じる言葉でもあり。このヒトは大将のことが大好きで、うれしいことがあったら真っ先に向かってくのは俺じゃなくて大将のトコなんだと、実感させられる。
すっくと立ち上がった旦那の後について行き、祭りの片付けでがやがやしている城内をすり抜けていく。尻尾みたいにちょろっと結った旦那の後ろ髪がキゲンよくなびき、振り向く家来も微笑ましげだ。
「失礼仕ります、お館さまっ」
襖の前で膝をつき、表情を引き締めても旦那の声色は弾んだまま。
「うむ、入れ」
襖を開けると大将も、酒を酌みつつ戦利品の饅頭にぱくついているところだった。
「大将ー、俺もはろうぃんのお菓子作ってみたんスけど、もしよろしければお一ついかがっすか」
包みを取り出すなり、横から旦那が自慢げにつけ加えてくる。
「カボチャの羊羹にござります。大層美味でござったので、お館さまにもご賞味いただきたく馳せ参じました」
「ほう……佐助の菓子は絶品じゃからの。いただくぞ」
「そいつぁ恐悦至極っす」
へこりと頭を下げ、取り出した小刀を軽くぬぐって羊羹をササッと切り分けていく。ちなみに旦那の場合は丸かじりが基本なのでその手間はいらない。
「どぞー、大将っ」
橙色の羊羹をひょいっとつまみ上げたゴッツい指が、髭に囲まれた口元へと運ばれていく。
もぐもぐと口に含んだ途端、大将は深い唸りと共にやわらかな笑みをこぼした。大成功じゃん、俺様。
「まことに美味いぞ、佐助。つねづね思うていたのじゃが、おぬしは忍にしておくのが勿体ないわ」
「あはっ、冗談はよしてくださいよ大将~」
真田の旦那をちらりと見やると、目を輝かせながらコクコクとうなずいていた。
……正直笑えなかった。主君のおやつを毎日作ってる忍なんて俺ぐらいのもんだと思う。あとは洗い物と部屋の掃除と戦装束の繕いと…。『武田軍のオカン』なんて影で言われちまうのも、無理はないわな。
「幸村よ。おぬしも用意してきたのであろうな」
羊羹を半分ぐらい食べたところで、大将は言った。
「へっ?」
旦那の口から間の抜けた声が上がる。俺も一瞬だけ、大将の言葉の意図がつかめなかった。
「とぼけるでない。菓子を出せと言うておるのじゃ」
凄みのある声で旦那にずずいと詰め寄る大将。
「申し訳ござりませぬ!お館さまっ…」
平伏した旦那の頭にシュンとなった犬耳が見えてしまうのは、俺様の母性本能というヤツだろうか。かばってやりたくなると同時に、言いようのない感情がムクムクと湧き起こってくるというか…。
「ふん、手ぶらでワシの前に現れるとはいい度胸よ。……覚悟はできておるのだろうな、幸村?」
子供だったら小便をチビってしまいそうなほど厳つい形相で、旦那の前にしゃがみ込む大将。なまはげなんかメじゃないぐらい、おっかない。
だけど大将、何だかわざとらしいっつーか、楽しそう。
「わ、わかっております…」
しょげる旦那の顎をぐいっと上向かせ、大将は口元に豪胆な笑みを浮かべた。
「『はろうぃん』の仕来たりじゃ。罰を与えてやろうぞ」
凄んだ声がやわらぎ、心なしかアヤしい響きを含んでいた。旦那もそれに気づいたのか、ごくりと固唾を飲む。
大将の手が強ばった旦那の肩を撫で、すすす…っと這い降りていく。まるでオンナの着物を脱がすような手つきだ。
って旦那、何カオ赤らめちゃってんの。
旦那の瞳はどこかぼうっとしていて、背中をなぞる大将の手にぴくんと震えながら身を委ねてるみたいで。
ちょっと大将、旦那に何のイタズラする気なんすか?
いやいや甲斐の虎に限ってそんなことは。でも旦那めちゃくちゃ可愛いし…。
やべえ、意識しすぎだろ俺。大将がこんなトコでがっつくワケないし。つか影で旦那に手ぇ出しちゃったりしててもムカつくんだけどさ。
旦那もいちいち初々しい反応すんなっての!親父代わりの大将だって何か踏み外しちゃうかもしんないじゃん!
鼓動が高鳴りすぎてヤバイ。おちつけ俺。カッコ悪いとこ見せるんじゃねえ。
大将の手が旦那のカラダをなぞっていくのを、俺は食い入るように見つめていた。
阻止したい。旦那をこの場から掻っ攫いたい。むしろ大将と替わりたい。

「あっ……」

旦那の唇から悩ましい声がこぼれた直後。
その剥き出しの脇腹に大将のゴツい指がこちょこちょと這わされ、けたたましい笑い泣きが座敷を揺るがした。
「ひゃあっ!お、お館さまああっ!ひゃはっ、おっ、お赦しくだされええええっ!!」
大将のくすぐり責めに身をよじり、はしゃぐみたいに甲高い声を上げて悶える旦那。もちろん大将は逃がすハズもなく、旦那の弱点にわさわさと指を這わせまくる。
「ほれ、音を上げるでないぞ?幸村」
「そんな、ひゃっ!ご、ご無体な…っ!ひゃああっ!そ、そこはっ!おやめくだされっ、お館さむああああああっ!!」
子犬みたいに畳を転がりながら上擦った笑い声を響かせる旦那と、豪快に笑いながら旦那にイタズラしまくる大将。
へなへなと気が抜けるのを感じつつ、やっぱり俺はこの二人になごんでしまうのだった。
ったくもう、大将もヒトが悪いんだからぁ…。
「そーいやさ、旦那。俺様にもお菓子くれなかったよね」
笑いすぎて涙ぐんでる旦那のつぶらな瞳を逆さまに覗き込む。
みるみるうちに、しまった!という顔色を浮かべる旦那。
「ほう、佐助もか。」
にやりとした大将と目配せし、後ずさるエモノに二人そろって向き直る。

これぐらいの仕返しならたまには良いっしょ?いっつもヤキモキさせられてんだからさ、俺様。

「よ、よさぬか佐助。お館さまも……」
「お菓子をくれない悪い子にはイタズラだよ、旦那★」
「うむ、存分にやるがいい。佐助」
「か、堪忍してくだされえええええ!!!」


武田軍のはろうぃんぱーりぃーは、明け方まで続きましたとさ。

コメントありがとうございます!

やった、いたずら成功っぽい( ̄ー ̄)
くすぐり責めに悶える幸村のセリフは、時代劇の帯ぐるぐるなシーンとかおっさん向けのアレな小説とかを意識しました(←激しくどうでもいい)

2009.11.09 20:04 URL | ふjこ #mQop/nM. [ 編集 ]

やばいやばいやばい!!
普通に桂花さんと同じく、お館様のいたずらにドギマギしましたせうるが通りますよー♪(爆)

ただこしょばさに身をよじらせているのに、喘ぎ声に聞こえた私の目は腐っています。
佐助が「大将と替わりたい」って言ったとき、私も替わりたいとか思ってました(・∀・)b
こしょばいの苦手なユッキーに萌。
うん、ただただ萌!
ごちそうさまです~(///△//)

2009.11.09 12:56 URL | せうる #- [ 編集 ]

コメントありがとうございますv

雄々しく色っぽい信玄公を描けるようになりたいものです(´・ω・`)
お館様はゆっきーをいただく最中にはおっさん臭くなってもおkな気がしないでもないです←

2009.11.08 19:54 URL | ふjこ #mQop/nM. [ 編集 ]

いやー。さすがはふjこさん。
最初から最後まで、ほっこりとした気分で読ませていただきました。
武田軍のはろうぃんは、菓子まみれの幸村の笑顔と、大将と佐助に悪戯されて笑い転げる幸村で決まりですね^^
信玄公が幸村に悪戯する…という時点で、激しく期待した拙者の腐り具合ときたら…^_^;

2009.11.08 17:19 URL | 桂花 #JalddpaA [ 編集 ]












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